2017年5月20日土曜日

[番外編]ブンデスリーガ2部、昇格争いが熱い!(その1)

海外サッカーはシーズンの締めくくりに入るこの季節。
今、ブンデスリーガでは2部から1部への昇格争いが熱いのです。

昨シーズン、日本人選手たちの健闘もむなしく、圧倒的な弱さで2部へと降格してしまったハノーファー96ですが、今年は昇格争いの輪に加わり、白熱した戦いを見せています。


昇格争いは、4チームの激闘。

今シーズン序盤から昇格争いを繰り広げてきたのは、以下の4チーム。

アイントラハト・ブラウンシュヴァイク
VfBシュツットガルト
ハノーファー96
ウニオン・ベルリン

シーズンを通して、強さもだいたいこのくらいの順番だったと思います。

なお、上位2チームが自動昇格、3位のチームは1部の16位のチームと入れ替え戦を戦うことになります。

第32節(5月第1週)終了時(残り2試合)での順位は、以下のとおりでした。

1 シュツットガルト(勝ち点66・得失点差+24)
2 ブラウンシュヴァイク(勝ち点63・得失点差+19)
3 ハノーファー96(勝ち点63・得失点差+18)
4 ウニオン・ベルリン(勝ち点57・得失点差+12)

この時点で、ハノーファー96と同じく昨シーズン降格組であるシュツットガルトが一歩リード。
ブラウンシュヴァイクとウニオン・ベルリンが直接対決の結果、ブラウンシュヴァイクが勝利。
ウニオン・ベルリンは窮地に。

そして迎えた天王山。しかし事件は意外な場所で・・・

迎えた第33節(5月14日)。
ハノーファー96とシュツットガルトの直接対決。
ともに1年での昇格を目指す両チームがシーズン終盤に対戦するということで、屈指の好カードと目されてきました。
しかもハノーファーにとってはホーム最終戦。
私たちも、早いうちにチケットを確保し、この試合を楽しみに待っていました。

絶好の天気の中、この距離で試合を観戦。

試合は、序盤にハノーファー96が得点し、終始リードしたまま進みます。
ただ、この試合に勝ってもハノーファーは3位のままの可能性が高い。2位のブラウンシュヴァイクは格下の相手と対戦するため、絶対的に有利。
運良く2位になったとしても、ブラウンシュヴァイクとは僅差であることには変わりはない。
そう思っていました。

しかし、別の場所で事件が発生。
33節以降は、全カードが同時に行われます。
この試合の裏で、2位のブラウンシュヴァイクは、3部降格圏内のアルミニア・ビーレフェルトと対戦。
当然、ブラウンシュヴァイクが有利と思われていましたが、この試合で大波乱が起きました。
ビーレフェルトが続けざまに得点を重ね、あれよあれよという間に6−0に。
ハノーファーのスタジアムも、他会場の途中経過がアナウンスされるたびに「ビーレフェルト!」の大合唱。
(しかし、大概誰かしらがスマホで途中経過をチェックしていて、会場のアナウンスよりも先に客席がざわつくという異様な光景)
ハノーファーサポーターが、目の前の試合そっちのけで盛り上がる異常事態でした。

残留をかけたチームの底力たるや、というところでしょうか。
ハノーファーも去年・一昨年とそうでしたね・・・。

結局、ハノーファー96とシュツットガルトの対戦は1−0のまま幕を閉じました。

その結果、1試合を残した段階での順位は、こうなりました。

シュツットガルト(勝ち点66・得失点差+23)
ハノーファー96(勝ち点66・得失点差+19)
ブラウンシュヴァイク(勝ち点63・得失点差+13)
ウニオン・ベルリン(勝ち点57・得失点差+12)

ハノーファー2位に浮上!!
しかも、ブラウンシュヴァイクをかなり引き離すことに成功。
この試合で負けたウニオン・ベルリンは4位が確定し、今シーズンの昇格の可能性がなくなりました。自滅。。。

この時点で、上位3チームすべてに自動昇格の可能性はあり、逆に言うと残り1試合で自動昇格が確定したチームは未だない(いや、得失点差を考えればほぼ確定なんだけど)という混戦ぶりです。
最終節まで目が離せません。

最終節は21日(日)。ハノーファー96の昇格なるか。

最終戦で仮にハノーファーが負け、シュツットガルトとブラウンシュヴァイクが勝ったとしても、よほどのことがなければ、ハノーファーが得失点差でブラウンシュヴァイクを上回っているため、自動昇格できるはず。
こうなるとやっぱり、ビーレフェルト様様だったということに・・・笑

また、条件次第では、ハノーファー96が2部優勝となる可能性もあります。
この熱戦の続きは(その2)でお伝えしようと思います(予定)。

ちなみに、入れ替え戦を戦うのは絶対に避けたい。
それにはちょっとした理由があります。
それは、1部から入れ替え戦に回るチームが確定した時にまた。

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