私が受けたDTZテスト(移住者向けドイツ語テスト/Deutsch-Test für Zuwanderer)について、記憶が鮮明なうちにまとめておきます。
あくまで私の体験談ですが、今後受けるという方の参考になればと思います。
日本にお住まいの方や、このテストを受ける予定はない、という方も、日本じゃありえない体験談をお楽しみください←
私が受けたときは、試験会場はこれまで授業を受けていた学校で、
同日の午前中にスピーキングセクション、
午後にリスニング・リーディングセクションとライティングセクション、というスケジュールでした。
人によっては午前と午後が逆の場合もあるようですし、スピーキングだけ別の日という場合もあるらしいです。
[午前の部・スピーキング]
2人1組になって教室に入り、以下のテストを行います。
A.自己紹介とそれに関連した質疑応答(各自)・・・1人につき2分
事前練習あるのみ。
自己紹介自体は1分〜1分半にまとめておきます。
B.写真描写とそれに関連した質疑応答(各自)・・・1人につき3分
数名の人が写っている、分かりやすいシチュエーションの写真が出題されます。
まず、それをドイツ語で説明します。
私の写真のテーマは「(大学で)友達と一緒に勉強する」でした。
その後、試験官からの質問に答えます。
私は「日本の大学入試は大変だと聞いたが、実際はどうか?」「1人で勉強するのとみんなで勉強するのはどっちが好きか?」という質問を受けました。
C.テーマに沿った対話・・・6分
ここはなんだかよくわからないうちに終わってしまった・・・。
教室に入ると、何やら甘い匂いが・・・
試験官(年配の女性2人)の座るテーブルに、よく見るとクッキーが置かれている。しかも食べかけw
他にも、水やコーヒーなどがテーブルに置かれており、部屋の奥にはポットが・・・
先生、くつろぎすぎですwww
私のパートナーは、紆余曲折あった末に同じクラスだった日本人の女性(駐在員の奥さん)になりました。
日本人どうしで組む場合、メリットもデメリットもあると思うのですが、他国の生徒と組むより気が楽です。
まず、相手の言っていることが聞き取れない心配がない。
相手によっては母国語訛りがかなり強くて聞き取りにくかったり、逆に相手のドイツ語が流暢すぎて聞き取れなかったりすることもありますが、日本人同士であれば、たとえドイツ人から見て発音の良くない者同士だったとしても、お互いは理解できるものです。
そして、事前に練習ができたのは大きい。
私の通っていた学校では、テストというものへの取り組み方は人によって千差万別でした。
勉強よりも、日々の生活(仕事や子育て)に追われて・・・といえばそうなのですが、にしても全く緊張感もなくテスト勉強らしきことをしている風もないような人が多かったのです。
これは不真面目というより、取り組み方が分かっていないと解釈した方がいいと思う。
私たちは、最後の授業の日、試験の4日前に急にパートナーが変わったので、授業時間内に練習ができなかったのですが、その後お互いの家で練習をしました。
授業外の時間を割くことを厭わない相手と組むことができてよかったです。
ぶっつけ本番で臨むことになるのとは、気持ち的に全然違います。
結果はさておきwww
[午後の部(1)・リスニング&リーディング]
まず、リスニング(Hören)のテープが流れ(25分)、その後リーディング(Lesen)に取り組みます(45分)。
リスニングでは、以下の問題が出題されます。
(1)留守番電話や電話の音声案内を聞いて、その内容に合致する選択肢を選ぶ(3択)
(2)ラジオ放送を聞いて、その内容に合致する選択肢を選ぶ(3択)
(3)対話を聞き、質問に答える(1つの対話につき2問)
(4)あるテーマ(私の時は「都会暮らしと田舎暮らし」)について話される音声を聞き、その内容に合うものを選ぶ(6択)
なお、受験前に携帯電話は電源を切った上で回収されます。
回答用紙はマークシートなので、ボールペンでの受験は禁止。鉛筆で受けるようにと指導がありました。
この点について授業ではアナウンスはなかったので、私はシャープペンしか持っていませんでした。
すると、隣の席の受験生(授業で一緒だった人ではない、テストで初めて会った人)から「ボールペンで受けようとしている」といちゃもんをつけられました。
こちらではシャーペンを使う人は珍しいので(もしかしてシャーペンの存在を知らなかった?)、ボールペンと見間違えられても無理はないかと。
けど、なぜあそこまで執拗に絡んできたのかしらねぇ(ー ー;)
しかし、事件はこれだけでは終わりません。
リスニングの最中に、携帯電話のバイブ音が。
何で!?さっき、回収したのに・・・
しかも1回ではなく、何度も鳴るのです。
しかし、先生は気がついているはずなのに、何の対処もしない。どういうつもりなのか・・・
さらに、リスニング最中に試験官がコーヒーを飲む音が。
何も飲むな、とは言いませんが、コーヒーカップとソーサーがぶつかる音を立てるのはやめてほしかった。そういう時はペットボトルの水にしてくれ。
試験官同士の私語まで聞こえてくる。
ありえない。
おいおい、私はこんなゆるゆるな試験のために、1年近く頑張ってきたのか!?
とすら思ってしまう。
そして、時間管理もいい加減。
日本のテストでは絶対にあるであろう「始め」の号令もなく、終了時間についてもアナウンスがない。
(テスト対策してれば時間くらい分かるから、別にいいんだけど・・・)
そして、「試験時間はあと3分」と言われてから1分くらい過ぎたところで、回答用紙回収されたんだけど。
試験時間を時間いっぱいまで使うつもりでいると、慌てることになります。
[午後の部(2)・ライティング]
制限時間30分で、テーマに沿った手紙文を書きます。
テーマ:
あなたの子供の学校で、もうすぐ林間学校(移動教室?)が行われる。その説明会が夕方に開催されるが、あなたは出席できない。
以下の4つの内容を盛り込んで、子供の担任の〇〇先生に手紙を書きなさい。
・説明会に出席できない理由
・林間学校の目的地(Ziel)
・費用は?
・林間学校に対するあなたの意見
(出題はもちろんドイツ語ですが、訳す際に多少言葉を日本人に分かりやすいものに置き換えています)
これで時間いっぱい使って、与えられた回答用紙の全ての行を使っても足りないくらい書いたのですが、
目的地(Ziel)という言葉を、本来は中性名詞なのに女性名詞で書いてしまったのと、
林間学校に対する意見がまとめきれなかったこと(時間と解答欄の問題)、
あと、手紙の件名を「件名:」とだけ書いて実際の件名を書くの忘れた、という致命的ミスを犯してしまいました。
だって、こちらも時間になる前に回答用紙の回収が始まり、そのオーラに耐えられず見直しが疎かに・・・
なお、合格ラインは2段階あり、ざっくり言うと
各セクションで正答率75%以上・・・B1レベル合格
各セクションで正答率35%以上・・・A2レベル合格
という感じです。
(詳細は1月に結果が送られてきてみないとわからない部分もあるため、ここでは割愛)
手ごたえとしては、スピーキングはB1合格は厳しいでしょう。A2はとれているかと。
他はB1とれてるのではないかと思っているのですが、作文のミスがどの程度響いているか・・・。
なお、受験前に携帯電話は電源を切った上で回収されます。
回答用紙はマークシートなので、ボールペンでの受験は禁止。鉛筆で受けるようにと指導がありました。
この点について授業ではアナウンスはなかったので、私はシャープペンしか持っていませんでした。
すると、隣の席の受験生(授業で一緒だった人ではない、テストで初めて会った人)から「ボールペンで受けようとしている」といちゃもんをつけられました。
こちらではシャーペンを使う人は珍しいので(もしかしてシャーペンの存在を知らなかった?)、ボールペンと見間違えられても無理はないかと。
けど、なぜあそこまで執拗に絡んできたのかしらねぇ(ー ー;)
しかし、事件はこれだけでは終わりません。
リスニングの最中に、携帯電話のバイブ音が。
何で!?さっき、回収したのに・・・
しかも1回ではなく、何度も鳴るのです。
しかし、先生は気がついているはずなのに、何の対処もしない。どういうつもりなのか・・・
さらに、リスニング最中に試験官がコーヒーを飲む音が。
何も飲むな、とは言いませんが、コーヒーカップとソーサーがぶつかる音を立てるのはやめてほしかった。そういう時はペットボトルの水にしてくれ。
試験官同士の私語まで聞こえてくる。
ありえない。
おいおい、私はこんなゆるゆるな試験のために、1年近く頑張ってきたのか!?
とすら思ってしまう。
そして、時間管理もいい加減。
日本のテストでは絶対にあるであろう「始め」の号令もなく、終了時間についてもアナウンスがない。
(テスト対策してれば時間くらい分かるから、別にいいんだけど・・・)
そして、「試験時間はあと3分」と言われてから1分くらい過ぎたところで、回答用紙回収されたんだけど。
試験時間を時間いっぱいまで使うつもりでいると、慌てることになります。
[午後の部(2)・ライティング]
制限時間30分で、テーマに沿った手紙文を書きます。
テーマ:
あなたの子供の学校で、もうすぐ林間学校(移動教室?)が行われる。その説明会が夕方に開催されるが、あなたは出席できない。
以下の4つの内容を盛り込んで、子供の担任の〇〇先生に手紙を書きなさい。
・説明会に出席できない理由
・林間学校の目的地(Ziel)
・費用は?
・林間学校に対するあなたの意見
(出題はもちろんドイツ語ですが、訳す際に多少言葉を日本人に分かりやすいものに置き換えています)
これで時間いっぱい使って、与えられた回答用紙の全ての行を使っても足りないくらい書いたのですが、
目的地(Ziel)という言葉を、本来は中性名詞なのに女性名詞で書いてしまったのと、
林間学校に対する意見がまとめきれなかったこと(時間と解答欄の問題)、
あと、手紙の件名を「件名:」とだけ書いて実際の件名を書くの忘れた、という致命的ミスを犯してしまいました。
だって、こちらも時間になる前に回答用紙の回収が始まり、そのオーラに耐えられず見直しが疎かに・・・
なお、合格ラインは2段階あり、ざっくり言うと
各セクションで正答率75%以上・・・B1レベル合格
各セクションで正答率35%以上・・・A2レベル合格
という感じです。
(詳細は1月に結果が送られてきてみないとわからない部分もあるため、ここでは割愛)
他はB1とれてるのではないかと思っているのですが、作文のミスがどの程度響いているか・・・。