昨日はスーパーでの買い物について書きましたが、toshi宅の近くでは週に2度ほど、朝市が開かれています。
しかしこれが、よく行くREWEの入っているショッピングセンターの中庭で開かれているのです。
こんな感じで、移動販売車みたいなやつが、ずらりと並んでいて、お肉やお魚、野菜、パンなどの他、花や洋服なども売られています。
当初は、なぜショッピングセンター内にスーパーがあるのに、わざわざここで朝市を開くのだろう?と思っていました。
ですが、ドイツに暮らす人たちにとって、朝市が必要な理由はいくつかあるように見受けられます。
以下、私なりの見解ですが。
ひとつはやはり、朝市で売られるものは新鮮だということです。
スーパーで売っているものは必ずしも鮮度の高いものばかりとは限りません。
よく見て買わないと、お店に並んでからけっこう日にち経ってる?と思うようなものでも、普通に置かれています。
その点、朝市で売っているものは産地直送のもの、調理されたものであればできたてのものが中心のようです。
ただ、何度か書いていますが、こちらの人って食にそれほどのこだわりが見えません。そんな彼らが、食べ物の新鮮さにこだわるのか?と思われるかもしれませんが、食に限らず、モノの質にはうるさい人たちではないかと思います。
もうひとつ、朝市で売っている野菜などは基本的に裸の状態で、量り売りで売られています。
ですので、欲しいものを欲しい量だけ、自分の目で見て買うことができます。
これがいかにもドイツなのかもしれません。
日本では、多くの人がお店に並んでいるものは基本的に信頼して買っているのではないかと思います。売ってるものが賞味期限切れだったり、傷んでたりすることはまずない、仮にあったとしてもお店側の責任。そう考えませんか?
ドイツではそのあたりの意識が少し異なるようで、買い物は自己責任。たとえば、スーパーでも、卵をパックで買うときは割れてるのがないか、パック(紙製)を開けてチェック。
なので、本当に欲しいものを、本当に欲しい量だけ、きちんと選んで買える朝市が人気なのかもしれません。
それと、スーパーで売られるもののように、パックに入れてあったりしません。
無駄な包装がないのも、環境大国ドイツとしてはポイント高いかもです。
私もこの日は白身魚の切り身とパンを購入。
スーパーで買い物するより言葉の面で難易度が上がるので、簡単なものから挑戦しています。