2015年10月22日木曜日

[TIPP]スリにご用心

先日、私たちtoshi夫妻はベルリン小旅行をしてきました。

その時のベルリン観光中に、ブランデンブルク門の近くでスリに遭いました。
同様の被害者が出ないように、この出来事をシェアしたいと思います。

9月のある日、夫と2人で、市の中心地からブランデンブルク門に向かって、ウンター・デン・リンデンという大通りを歩いていました。
当日は天気も良く、通りにはそれなりに人がいましたが、混雑というほどではありませんでした。
道の途中、フンボルト大学。
この日は本のフリーマーケットをやってました。

すると、観光客とも現地の住民ともつかない、10代くらいの男の子が手ぶらで歩いているのが目に入りました。
私はその子がちょっと気になったものの、特に何をしてくるというわけではないので、気にせず目的地に向かうことにしました。

しばらくすると、若い男の子3〜4人が私たちに署名してくれと言ってきました。
「耳の聴こえない人のために署名をしてほしい」というようなことを、ジェスチャーと簡単な英語で言ってきました。
その中には、さっき見かけた男の子もいました。
もちろん、署名なんてしません。
実は、8月にパリを観光した際にも、同様の集団に声をかけられました。
パリなどの観光地には、観光客相手に署名を求め、その最中にスリを働く犯罪集団がいるらしいということを、その時に知りました。

ですが、断ってもしつこく迫ってくるので、必死で振り払いました。
私たちは早足になっていましたが、相手と揉み合うような状態になっていました。
かと思ったら、急にその集団がいなくなったので、変だと思ったら、夫の鞄から財布が抜かれていました。
そう、さっきの揉み合いの最中に、スリにあっていたんです。
その集団が逃げて行った方向へ、私たちも走っていきました。

ブランデンブルク門駅の階段を下るとすぐに、夫の財布が捨てられていました。
幸い、カード類は全部残ってたのですが、お金だけはきれいになくなってました。
(この間の出来事は5分足らず。カードが悪用されている心配はありません)

しかも、夫はボディーバッグというのでしょうか?写真のような斜めがけのバッグを、ちゃんと荷物を前にして持っていたのです。
これにはちょっとびっくり。
ただ、ファスナーを1つ開けると財布が取り出せる状態になっていたのが失敗でした。

ベルリン及びヨーロッパ観光の際は、お気をつけくださいませ。

これは昨今の難民問題と関係あるのか?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
全く関係ないとは言い切れないとは思いますが、それだけではないでしょう。
現在起きている問題が大きくなる前に、同様の集団に遭っているので。

最後に、今回の経験を踏まえて。
まず、上記のような集団には絶対にかかわらないでください。署名を求められても絶対にしちゃダメです。
万が一、私たちのように集団に絡まれた場合は、何が何でも荷物は守ってください。
財布などの貴重品をバッグに入れる場合は二重にファスナーで閉じられるバッグの内ポケット、もしくは上着の内ポケットのような相手が手を入れにくいところに入れるなど、万全の対策を!

皆さま、お気をつけくださいませ・・・。