2016年7月16日土曜日

2016/06/24 第568日 イギリスがEU離脱

6月23日に、イギリスでEU離脱の是非を問う国民投票が行われました。
当日の23時くらいまで投票が続き、翌朝起きたら開票結果が出ていました。

私にとってイギリスといえば、EU加盟国でありながら通貨はユーロではないし、シェンゲン協定にも加盟していないし(※)、おまけに時差も1時間ある、という、なんか不便な国。
恥ずかしながら私は、今現在イギリスがEUにいるメリットを感じていなかったのと、「結局は残留になるだろう」と思っていたのとで、この国民投票がそこまで重要とは思っていませんでした。

ですが、結果は離脱派の勝利。
世界的には「Brexit」と呼ばれていますね。

GDP世界5位のイギリスの離脱は、EUの根幹が揺らぐくらいの大きな問題。
イギリス在住のEU域内(主に東ヨーロッパ)からの移民だけでなく、離脱を望んでいたはずのイギリス人でさえ、先が見えない不安を感じているようです。
また、日本の会社の欧州支社がイギリスにあるケースも多いようですし、日本にとっても無関係ではありません。
さらに、一度は落ち着いたと思われていたスコットランドの独立問題も再燃するかもといわれています。
(イギリスとしては離脱→EUに残りたいスコットランドが独立国となって加盟、という流れ?)
これらの手続きがすべて終わるには、5年以上の年月がかかると予測されています。

ちなみに、ドイツはGDP世界4位(欧州では1位)。
どう考えてもドイツの負担が増すだろうね・・・。


(※)シェンゲン協定・・・加盟国間の移動を、パスポートなしでできる制度。
例えば、ドイツに住んでいる(ビザを持っている)人であればフランスやスペインなどへはパスポートなしで行けます。私たちのようなドイツ在住の外国人にも適用されます。
EUに加盟していないスイスも入っており、実際にはEUとは別の枠組みなのですが、EU域内に住んでる人の肌感覚として、イギリスに対してはちょっと仲間意識が薄いよね、っていうお話。

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