6月20日は、国連が定めた「世界難民の日」。
日本のニュースでどの程度扱われたかはわかりませんが、ここドイツではニュースで大きく報道されました。
それによると、2015年末時点で、世界の難民の数は6530万人、初めて6000万人を超えたそうです。
これは日本の人口の半数近くであり、イギリスの総人口に匹敵する数字です。
ドイツは2015年の秋以降、特に多くの難民を受け入れてきました。
その数は100万人をゆうに超えるとされています。
さすがにちょっと受け入れすぎでは、という世論がドイツ国民の中でも強くなってきているようで、それはこの半年くらいで極右政党が支持を伸ばしていることに現れています。
そうなってくると、私たちのような「難民じゃない外国人」にも厳しい世の中になってしまうのかな・・・なんて、ちょっと心配していたり。
とりあえず今はそのようなことはなく、平穏に暮らせています。
世界中にこれだけ多くの難民がいるのですから、難民問題は、世界全体で考えなければならない問題です。
「日本は難民をもっと広く受け入れるべきか?」という議論も定期的に出るような気がしますが、難民を「入れただけ」では絶対にうまくいきません。
生活支援(金銭面、および難民が日本社会に溶け込めるように)や言語教育、就職あっせんなどのサポートは絶対に必要です。
上記に挙げたことは、すべてドイツがやっていることなのですが、それでも難民たちの中には、ドイツで与えられるものだけを享受し、結局は自分たちのコミュニティーを作ってしまいドイツ社会に溶け込もうとしないことは問題です。
ま、普段日本人の奥さんどうしでランチするばかりの私が言えたことではないのですが(^◇^;)
いちばん良いのは、難民となってしまう人がいなくなるよう、平和な社会を築くことなんですけどね・・・。
参考:世界難民の日(国連難民高等弁務官事務所)
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