2016年7月30日土曜日

2016/07/26 第600日 相次ぐテロに思うこと

先週末から、ドイツ南部(バイエルン州)で殺傷事件が3件、相次いで起こっています。

いずれもIS(イスラム国)の関与が取り沙汰されていますが、実際には全てがISの直接の指令というわけではなく、ISの思想に影響を受けた若者による犯行という事件もあるようです。

ドイツに住んでいると、ドイツ国内あるいは近隣の国でこのような出来事があると、在ドイツの日本国領事館から注意喚起のメールが届くのですが、最近はそれが頻繁に来ます。
私がこちらに来た頃は、ドイツは欧州内では治安の良い方であり、比較的安全で暮らしやすい場所とされていたのですが、たった2年足らずで物騒なニュースがたくさん聞かれるようになってしまったものです。

また、バイエルン州は2か月ほど前に初めて訪れましたが、こちらから聞かなくても道を教えてくれる人、世話を焼いてくれる人・・・そんな親切な人たちにたくさん出会いました。
そういった人情あふれる土地で、こんな事件が起こってしまったことは本当に残念で、悲しいという思いです。

奇しくもこの日、日本でもテロと呼んでもいい(無差別ではないが)ほどの悲惨な事件が起こってしまいました。

確かに、こういった事件は、一部の頭のオカシイ人間による犯行なんだと思います。
ですが、そういった人間も、社会生活を送る中で、その境遇から何かしらの不満を抱き、何かしらの危険思想に感化され、その結果犯行に至っているのだとしたら、またどこかでこういった人間が現れ、冷酷非情な犯行が起こることは十分にありえます。
世の中がこれ以上歪んでしまわないこと、平和であり続けることを願うしかありません。

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