事件は、そうめんパーティーの帰りに起きました。
駐在妻仲間3人で楽しく過ごした後の帰宅の途、私たちはトラム(路面電車)に乗りました。
そのトラムは、利用したことがほとんどない路線でした。
すると、どこからともなく検札のオジサンがやってきて、「切符を見せろ」と言ってきました。
私は「しまった!」と思いました。
友達との会話に夢中だったこともあり、持っていた回数券に打刻するのを忘れていたのです。
回数券の場合、専用の機械に通して打刻をしなければなりません。
機械はトラムの中、もしくは駅にある場合もありますが、今回私たちが利用したトラムの駅にはなかったため、トラムに乗車したらすぐに打刻をしなければならなかったのです。
(中・下)打刻済みの回数券。駅で打刻するか、車内でするかによって刻印がちょっと違うっぽい
私は打刻されていない回数券を検札のオジサンに見せました。
するとオジサンは紙に何かを書きつけ、私に渡してきました。
私はトラムに無賃乗車しようとしたと思われたようです。
回数券を持っているという状況からして、運賃を払う気があったのは自明。そこも「ルールだから」なのでしょうかね。
なのに、こちらが「(打刻を)忘れてただけだ」と言い訳しようが聞く耳を持たず、私はその場で「犯罪者扱い」されてしまいました。
これが、渡された紙。
指定の口座に60ユーロを支払えと書いてあります。
下半分は振込用紙。
ちなみに、2週間以内に支払わないと、さらに7ユーロの罰金が課されると。
正直、ちょっと納得がいきません。
明らかに不正をしようとして罰せられたなら自業自得ですが、そうじゃない。
それに、どの路線でも平等に検札をやっているならいいのですが、私が普段市内に出るために利用する路線では、検札なんて来たことないんです。
噂には聞いていた検札にトラムでは初めて遭い、罰金まで課されてしまうとは。
何が後味悪いかって、こんなことに60ユーロも払わされるって、家に帰って夫に合わせる顔がありません。
このように時によって異なる対応をされると、「ドイツ人の乗客に対しても、同様に厳しいのだろうか?」とか、余計な猜疑心が湧いてきちゃいます。
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