2017年8月6日日曜日

2017/08/04 第974日 駐在生活につきものの「別れ」も、出会いあってこそ

ドイツに来てから、日本人のお友達が何人かできました。
中でも、こちらに来た当初から仲良くしてきた駐在妻仲間がいて、私を含めて3人でよく会っていました。
そのお友達ふたりが、同時期にハノーファーを離れることになりました。


1人のお友達(Aさん)は、ご主人の帰任に伴い、帰国。
私とほぼ同じ時期にこちらに来た方で、お互い初の駐在生活。
年齢も近く、2人で、3人で、あるいは別の奥さん仲間も含めて、いちばんよく会っていたお友達です。

ここだけの話、夫同士が別々の日系企業に勤めているので、いろいろなことを話しやすい、というのもありました。
駐在妻というのは、どうしても「夫」という看板を背負う立場にあります。
ですので、「夫の上司(部下)の奥様」というのは、どんなに親しくても”お友達”という関係にはなりにくいものだと私は感じています。

今日(4日)、空港までAさん夫妻を見送りに行ってきました。
彼女たちの引越し先は東京なので、私の帰国後の再会を約束し、しばしのお別れ。


もう1人のお友達(Bさん)とは、不思議な出会い方をしました。
Aさんと買い物をしていた時に、あるお店の店員さんが、私たちが日本人だからと声をかけてきました。
すると、その店員さんが、ハノーファーに駐在している日本人の奥さんを知っている、というのです。
私たちふたりはその店員さんに促されるままに、自分たちの電話番号を紙に書いて渡しました。

しばらくして、Bさんから私の携帯に電話がかかってきて、私たちは繋がることができました。
ですが、日本に暮らしていたら、知らない人に自分の携帯番号を渡すなんてことはまず無いですからね。不思議なご縁です。

そのBさんも、ご家族の事情により、ハノーファーを離れることに。


こうして私は、一度にふたりのお友達と、お別れすることになってしまいました。
この先、この3人で会うことは叶うか分かりません。
ですが、3人でハノーファーで過ごした時間はかけがえのないもので、ふたりのお友達がいなかったら私は異国の地で、寂しい思いをしていたでしょう。

今は、Aさんを通して知り合ったお友達や、別の方にご紹介いただいて仲良くさせてもらっている方がいます。
不思議なもので、こちらにいると「日本人だから」という理由だけで、人と繋がることができたりします。
特に駐在の場合、右も左もわからない状態で異国に来た者同士、助け合っていこうという気持ちが自然と生まれます。
(もちろん例外もあり、日本人との付き合いは極力絶って暮らしたい、というタイプの方もいると思います)

私はもうしばらくハノーファーにいる予定ですが、もうすぐ夫がドイツ赴任から3年になるので、いつ帰任の辞令が出ても不思議はない、という状況。
逆に、いつまで経っても辞令が出ない!という可能性も、なきにしもあらずですが・・・こればかりは分かりません。

駐在の場合は、いずれは日本に帰るか、他の国に行くことになるので、いつかは別れの日が来るわけですが、それも出会いあってのこと。
そのうちお別れすることになるとわかっていても、それまでの期間を楽しく過ごせるのは、こちらで出会ったお友達がいてくれるからこそなのです。


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