2016年4月1日金曜日

[TIPP]日本で免税で買い物する際の注意点まとめ

2016年2月〜3月に一時帰国した際の経験をもとに、日本国内での免税に関して、注意点などをまとめました。
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(1)免税って何?どのくらいお得??
→買い物の際、消費税分をゼロにしてもらうこと。

つまり、消費税分がおトクになるわけですが、今後見込まれる消費増税に伴い、免税利用の価値も上がりますよね。
・・・なんて言ったら日本の皆さんに怒られそうですが、私たちドイツ在住者は、EU圏内での買い物が免税にならないんですよ。
なので、そこはおあいこです。
なお、日本で消費税を支払わなくていいのは、それらの商品を日本で消費しないことが条件になります。
また、居住している国の規定によっては、持ち込むモノと金額によっては、入国時にそちらで課税される可能性も、なきにしもあらず。

(2)免税で買い物できるのは外国人だけ?
→条件さえ満たせば、日本人でも買い物できます。

通常のお店では、海外在住者であれば日本人でも免税対応してもらえます。
観光庁のサイトには、「2年以上外国に滞在・・・」などとありますが、そこをチェックされることはほぼありません。
ただし、ユニクロ(銀座店)だけは、「現時点での海外滞在期間が2年を超えていないと、免税対象にならない」と言われました。上記の規定を曲解しているのでしょう。

また、空港型免税店(Japan Duty Free GINZA)は、日本在住であっても30日以内に海外旅行などで日本から出る予定があれば利用可能です。

(3)どこのお店で免税にしてもらえる?
→日の丸に桜が散りばめられた、赤いマークが目印です。

シンボルマークはこれ(観光庁のサイトへリンクします)です。
百貨店だけでなく、衣料品や化粧品の専門店・書店やCDショップ・コンビニまで、多岐にわたります。
入り口やレジ横にこのマークを掲げているお店、この数年ですごく増えてると思います。
私が免税を利用できる立場になり、意識して見ているからかもしれませんが・・・

注意点としては、同じチェーン店でも全ての支店で対応しているわけではないようです。
買うものが決まっている場合は、お店のHPなどで利用したいお店が免税対応しているかどうか、事前に調べておくといいと思います。

(4)免税品の種類は?
→「消耗品」と「一般品(消耗品以外)」に分けられます。

消耗品のみ、出国前に消費ができないよう、購入時にきっちり包装されます(写真)。

(5)1万円以上の買い物が免税対象になるって聞いたことがあるけど?
→一般品が1万円以上、消耗品は5000円以上の買い物で、免税手続きが可能です。

上記金額は税抜きです。
また、消耗品のみ上限があるほか、高額な買い物をした際には注意点があるようです。
(観光庁のサイトに記載があります)
それと、1度の買い物で両方を購入した場合、消耗品と一般品それぞれについて合計額を計算します。
例えば、化粧品屋さんで5000円のファンデーションと500円のファンデを塗るためのスポンジを購入した場合を考えてみます。(金額はいずれも税抜)
ファンデーションは消耗品、スポンジは一般品です。
この時点で、ファンデーションは免税対象、スポンジは免税対象外です。
(ただし、同日中に同じ店で他の一般品を購入し、それらの合計が1万円を超えれば対象)

(6)免税手続きは、どこでどうやって行うの?
→(a)お会計の段階で消費税額ゼロで計算してもらう、または(b)普通にお会計して後から税額分を返金してもらう

(a)は個人商店や専門店、アウトレット(テナントごとに免税対応/非対応が分かれる)などで、会計時に必要書類を提示し、免税で会計してもらう。
(b)は大型スーパーや百貨店で、各階でのお買い物を済ませた後、サービスカウンターなどに当日買い物した商品とレシート、必要書類を提示して、消費税額分の返還を受ける。

いずれの場合も「輸出免税物品購入記録票」という紙をパスポートにホチキス止めされます。
これを出国までこのままにしておきます。

それと、もう一つ、私は今回経験していませんが、
(c)通常のお会計の後、サービスカウンターなどに行って手続きするが、税の返還は後日(現金書留などで送られてくる)パターンがあるとか。

(7)必要書類は?
→パスポートは必須。帰りのEチケットなどの提示を求められることもあります。

どの店舗でもパスポートは必ず提示するように言われました。
日本に入国した際のスタンプを見せます。
海外在住であることを示すためにビザを提示した方がいいと言う人もいるようですが、そこまで求められたことはなかったです。

また、(2)で記載した空港型免税店では、パスポートと合わせて帰りのEチケットも見せるよう言われました。
空港内の免税店で買い物するときと同じ対応ですね。

(8)日本から出る時の注意点は?
→「輸出免税物品購入記録票」を税関に提出。

免税での買い物の際には、パスポートに「輸出免税物品購入記録票」が貼付されます((6)に記載)。
それを、出国の際、空港の税関に提出します。
羽田空港の場合、セキュリティチェックの横にあるらしいのですが、私たちはそれに気づかず出国ゲートを抜けてしまいました。
出国の時にカウンターで「次回日本に戻るときで良いので、輸出免税物品購入記録票を税関に提出するように」と言われ、税関をスルーしていることに初めて気が付いたのですが、こんな感じの対応なので、個人レベルで何を買って何を持ち出したかまで厳密にチェックされることはほぼないと思われます。

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こんなところです。
今後、一時帰国される方のお役に立てれば嬉しいです。

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