前回の投稿で、ドイツ初の入院生活について書きました。
そこでお約束した通り、今回は私が食べたドイツの病院食を公開したいと思います。ドイツで入院した経験のある友人何人かに、病院の食事について聞いてみたところ、「美味しくはない」「日本人の感覚からすると受け容れ難い」「ヤバい」などのネガティブな回答しか得られませんでした。
本当にヤバいのか、だとしたら何がどうヤバいのか、検証してみたいと思います。
【朝食】
- パン(これは1個か2個か選べる。見た目はバターロールっぽいがそれよりも大きくて硬い。私は1個で十分)
- バターやジャム
- チーズ
- ヨーグルト
最終日も同じような感じでしたが、ヨーグルトがつかなかった。
その理由はあとでわかります。
【昼食】
- 主食:ジャガイモ
- 主菜
- 副菜
- 果物
- クッキー
昼食だけは温かい食事が出ます。
ただ、上のおかず2品(野菜のフリカデッレと野菜のクリームがけ)の野菜、両方とも同じ味・・・というか冷凍野菜の味がしましたw
【夕食】
- パン
- バター
- ハム
- チーズ
- 野菜・果物類
左に見えるのが巨大なピクルスです。
これが唯一の野菜という・・・
最終日の夕食、唯一の果物はいちごヨーグルト!?

はい。ドイツの病院食がヤバいと言われる所以はこれです。
これ、夕食ですよ。朝食の写真を貼り間違えているんじゃ??と思われるかもしれませんが、夕食の写真で間違い無いです。
ちなみにこれがドイツ名物?の黒パンです。
日本の食パンと比べるとだいぶ硬く、酸っぱいです。
このパンが好きな人もいるようですが、私は日本のふわふわのパンが好きです・・・。
なぜドイツの病院食はこのようなことになるのかと言いますと、きちんと理由がありまして、
そもそも、ドイツの食習慣として、朝夕は火を通さない食事(カルテスエッセン)、昼食のみ温かい食事をとることが伝統的なスタイルなのです。一般家庭では、特に夕方は食事の準備に時間を割くよりも、食事はさっと済ませてその後の家族団欒の時間に重きをおくということのようです。
日本の家庭では夕食は毎晩温かい食事、それも毎日違うものを食べることが当たり前とされていますが、これには多くの犠牲が伴っているはずで、ほぼ毎日スーパーに買い物に行き、1〜2時間ほぼ独りで台所に立つ”お母さん”、あるいは家庭内でその役割をする人がいなければ成り立たないことです。
そのような犠牲よりも、もっと大切なものがあるだろう?と考えるのがドイツ流。
でも、私は温かい晩ご飯が食べたいから、作りますけどね。

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